考古学ビッグデータの統合・3D-GIS化による古代寺院立地・造営・景観論
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- 第2回研究集会「瓦研究の革新は東国古代史理解に何をもたらすのか」
2025/3/29、東京都国分寺市に所在する東京都立多摩図書館セミナールームを会場として標記研究集会を開催しました。オンライン配信も併用するハイブリッド開催で、会場参加者66名、オンライン参加者82名でした。 研究集会概要とプログラムは こちら (🔗 Peatix) 予稿集・発表資料集は全国文化財総覧から公開しています 予稿集 🔗 発表資料集 (準備中) アーカイブ動画は こちら (🔗 Youtube) 討論記録はこちら (準備中) 本研究集会では、古代寺院研究において年代の基準とされてきた瓦について、その技術、生産と流通までを見据えた研究枠組みの確立を目指し、若手研究者による取り組みの報告、考古学、文献史学の立場からのコメントを踏まえた討論を行ないました。 また3D計測を中心とする新たな計測・記録技術について、目的に応じたデータ取得の必要性について議論しました。 本科研では引き続き、武蔵国分寺跡を中心とした考古資料の計測を進め、基礎資料データの公開、年代基準の確立、武蔵国分寺跡の変遷を理解するための生産・流通・使用過程の開映を進めます。
- 第1回研究集会「考古学・歴史学と災害史研究ー過去を知り、未来に備えるためにー」
2024/12/14、東京都国分寺市に所在する東京都立多摩図書館セミナールームを会場として標記研究集会を開催しました。オンライン配信も併用するハイブリッド開催で、会場参加者44名、オンライン参加者75名でした。 研究集会概要とプログラムは こちら (🔗 Peatix) 予稿集・発表資料集は全国文化財総覧から公開しています 予稿集 🔗 発表資料集 🔗 アーカイブ動画は こちら (🔗 Youtube) 討論記録はこちら (準備中) 本研究集会では考古学研究者を中心として、地理・地形学、文献史学の研究者も交えて、9世紀を中心とする古代東国(主に関東地方)の地震・火山噴火とその影響について議論しました。そこから浮き彫りになったのは、北関東における弘仁地震(818年)のように明瞭な災害痕跡が考古学調査で確認されている事例は決して多くないことです。元慶地震(878年)について明確に特定できる痕跡がほとんどないこと、文献記録の読解とあわせて、震源位置や規模、被害範囲の検証の必要性も指摘されました。 現状では、考古学、文献史学、歴史災害研究がそれぞれに寄りかかる形での推測にとどまる部分が少なくないことがあらためて確認されたと言えるでしょう。今後、断片的な考古調査記録を個別に文献記録と対照するのではなく、地域における参照可能な情報を集約、定量的に検討し、文献記録と照合するとともに火山学・地震学の観点からの検証を進める必要があります。 本テーマについては、遺跡・遺構データベースを整備した上で、あらためて議論の機会を設けたいと考えています。
- 古代寺院3D-GIS科研プロジェクトが始動します
2024年度より日本学術振興会科学研究費基盤研究(B)「考古学ビッグデータの統合・3D-GIS化による古代寺院立地・造営・景観論」(24K00142、研究代表者:野口 淳)による研究プロジェクトをスタートします( 科研費データベース )。 考古学研究者を中心に、歴史学、地理学、火山学、リモートセンシングの専門家からなるチームにより、考古学資料、文献史料、歴史地理、災害史にまたがる多様なデータを3D-GISに統合、古代寺院の立地・造営・景観について掘り下げるとともに、研究分野と対象資料を横断して古代史を解明する考古学的方法論の構築を目指します。 本サイトでは、プロジェクトの概要と進捗を紹介するとともに、研究集会・シンポジウムおよび関連イベント、成果刊行物や公開データなどを紹介していきます。 研究項目 武蔵国分寺 GIS 3D考古学 災害と古代史
- 2024/12/14「考古学・歴史学と災害史研究」
古代寺院3D-GIS科研第1回研究集会「考古学・歴史学と災害史研究ー過去を知り、未来に備えるためにー」を2024年12月14日に開催します。 イベントの詳細と参加申し込みは、Peatixよりお願いいたします( リンク )。 なお本研究集会の資料はオープンアクセスで公開し、また録画はアーカイブ配信する予定です。